2004年 10月 29日
29日 |
携帯の規格を統一すべきだと機種変のたびに思いますが、二台持つとなお思います。
クリアを押そうとしてメモ押しちゃったりね。逆回転させようと思って記号出しちゃったりね。
独自性なんていらないじゃないですか。
少なくとも配列における独自性の必要性を全く感じません。私は。
今の携帯に変えた時もメールの抽出が無くてがっかりしたけど、今度の携帯でも閉じたら終話の機能がないのでかなり嫌です。
いちいち電源ボタン押すのめんどくさいんですけどー。
前の携帯に操作が近いのが救い。あうってのも大きな要素。
でも602SHは改めて操作が快適でよろしい。
俺は路地裏を逃げていた。薄暗い道を必死で逃げていた。何で逃げているのかは知らないが、何から逃げているかははっきりしている。
振り返る。
しつこく犬は追いかけていた。そう、俺は犬から逃げていたのだ。
顔を正面に戻すと遠くに大通りの灯りが見えた。建物で四角く切り取られている。しかし残念ながらそこまでたどり着く事は出来そうもない。
今にも犬に追いつかれそうだからだ。
俺は左手にあった電信柱に飛びつくと、犬に届かない位置まで一気によじ登った。
電信柱の根元に駆け寄った犬はすぐさま俺に噛み付こうとジャンプを繰り返したが、俺の足元、あとわずかのところで届かない。犬は一声鳴いては跳び、届かずに歯噛みをした。
そうして、20分が過ぎた。
犬は無限の体力でも持っているかのようにジャンプし吠え続け、しかも高さが徐々に増していた。俺は牙が足の裏をかするたびに、一段、また一段と電信柱をよじ登っていた。
このままではいずれ頂上までたどり着き、犬に喰われる。
そう思い、解決策を探すために辺りを見回すと、はす向かいの家の玄関扉が開いた。
吠え立てる犬に家人が疑問を感じたのだろう、扉の隙間から道路の様子を伺っていた。
チャンスは今しかない。
俺は決意すると、電信柱から背後に向かって跳んだ。
空中で体を反転させて道路の反対側の塀に降り立つと、塀伝いに件の家に走った。
犬が俺を追ってきた。
塀から玄関へと飛び込むように移り、家人を押しのけて家に侵入する。後ろ手に扉を閉めると同時に犬の爪が扉を削った。
「ちょっとぉ、何なのあんた」
24,5の寝巻き姿の女がいきなり侵入してきた俺に文句をつけた。
俺はそれを無視する。
「悪いが移動手段を借りたいんだ。原付でも車でも。とにかく、スピードが出てスピードを出すのに力の要らないもんなら何でもいいんだ」
犬はしつこく扉を引っかき続けていた。
がりがりという音がせわしなく玄関に響く。
「面倒はごめんなんだけどー? とりあえず、これに原チャの鍵が付いてるから」
言って女は下駄箱の上にあった小さなプラスチックのカゴから、50本はあろうかという鍵の束を取ってよこした。
「ちょ……どれが!?」
「探してよー。眠いんだから」
「なっ……」制止する暇も与えず女は居間に消えた。
一際大きな音がした。振り返ると扉の下の部分が削られて、犬の手が侵入していた。むき出しにした牙を見せ付けるように鼻が突っ込まれる。
匂いで俺の存在を確認したのか、爪での引っかきはさらに激しくなった。どうやら仲間が増えたらしく、音は大きくなる一方だ。
「探してる暇なんかねぇな、こりゃ」
俺は鍵を放り出し、二階への階段を駆け上がった。
そんな夢。
クリアを押そうとしてメモ押しちゃったりね。逆回転させようと思って記号出しちゃったりね。
独自性なんていらないじゃないですか。
少なくとも配列における独自性の必要性を全く感じません。私は。
今の携帯に変えた時もメールの抽出が無くてがっかりしたけど、今度の携帯でも閉じたら終話の機能がないのでかなり嫌です。
いちいち電源ボタン押すのめんどくさいんですけどー。
前の携帯に操作が近いのが救い。あうってのも大きな要素。
でも602SHは改めて操作が快適でよろしい。
俺は路地裏を逃げていた。薄暗い道を必死で逃げていた。何で逃げているのかは知らないが、何から逃げているかははっきりしている。
振り返る。
しつこく犬は追いかけていた。そう、俺は犬から逃げていたのだ。
顔を正面に戻すと遠くに大通りの灯りが見えた。建物で四角く切り取られている。しかし残念ながらそこまでたどり着く事は出来そうもない。
今にも犬に追いつかれそうだからだ。
俺は左手にあった電信柱に飛びつくと、犬に届かない位置まで一気によじ登った。
電信柱の根元に駆け寄った犬はすぐさま俺に噛み付こうとジャンプを繰り返したが、俺の足元、あとわずかのところで届かない。犬は一声鳴いては跳び、届かずに歯噛みをした。
そうして、20分が過ぎた。
犬は無限の体力でも持っているかのようにジャンプし吠え続け、しかも高さが徐々に増していた。俺は牙が足の裏をかするたびに、一段、また一段と電信柱をよじ登っていた。
このままではいずれ頂上までたどり着き、犬に喰われる。
そう思い、解決策を探すために辺りを見回すと、はす向かいの家の玄関扉が開いた。
吠え立てる犬に家人が疑問を感じたのだろう、扉の隙間から道路の様子を伺っていた。
チャンスは今しかない。
俺は決意すると、電信柱から背後に向かって跳んだ。
空中で体を反転させて道路の反対側の塀に降り立つと、塀伝いに件の家に走った。
犬が俺を追ってきた。
塀から玄関へと飛び込むように移り、家人を押しのけて家に侵入する。後ろ手に扉を閉めると同時に犬の爪が扉を削った。
「ちょっとぉ、何なのあんた」
24,5の寝巻き姿の女がいきなり侵入してきた俺に文句をつけた。
俺はそれを無視する。
「悪いが移動手段を借りたいんだ。原付でも車でも。とにかく、スピードが出てスピードを出すのに力の要らないもんなら何でもいいんだ」
犬はしつこく扉を引っかき続けていた。
がりがりという音がせわしなく玄関に響く。
「面倒はごめんなんだけどー? とりあえず、これに原チャの鍵が付いてるから」
言って女は下駄箱の上にあった小さなプラスチックのカゴから、50本はあろうかという鍵の束を取ってよこした。
「ちょ……どれが!?」
「探してよー。眠いんだから」
「なっ……」制止する暇も与えず女は居間に消えた。
一際大きな音がした。振り返ると扉の下の部分が削られて、犬の手が侵入していた。むき出しにした牙を見せ付けるように鼻が突っ込まれる。
匂いで俺の存在を確認したのか、爪での引っかきはさらに激しくなった。どうやら仲間が増えたらしく、音は大きくなる一方だ。
「探してる暇なんかねぇな、こりゃ」
俺は鍵を放り出し、二階への階段を駆け上がった。
そんな夢。
by embryo_3
| 2004-10-29 19:55
| 夢