ゼミ室からの更新です。
本来ならこれほどまでに公共性の高いパソコンから更新など絶対にしないのですが、帰れないので仕方ありません。彼女殿が心を痛めているだろうと思うと、こちらも心が痛いです。
さて、始まりは火曜日の朝に携帯を家に置き忘れたことであります。
ドイツ語の補講のために学校に行き、携帯を忘れたことに気づくも引き返す時間はなく、帰って彼女殿に謝ればいいだろうと考えていました。
ところが学校に着くと「今日は先生と食事会があるから」と急なお知らせ。どうやら先週からアナウンスはあったようですが、周知が徹底されていなかったようです。
そんなわけで授業が終わり食事会へ。先生の家が分かりづらいということで道を知っている人の車に乗せてもらい、食材を降ろしてカバンは車内へ放置したままに食事会開始。
ナンでカレーを食し、ゴーヤチャンプルーやスペシャルフルーツを泡盛とともに頂き、非常に有意義な食事会を過ごしたのち、片づけが終わろうかという頃合になって、車の人が先に帰ってしまったことを知る。
NOOOOOOOOOOOOOOOOO!
カバンの中には財布が入っているのです。帰れない!しかも車の人は金曜にならないと学校に来ないという。
急遽ゼミ室に住むことが決定いたしました。
そんなわけでゼミ室生活2日目です。この朝が明けて1日を乗り切ることが出来れば帰れます。ホントにただゼミ室にいるだけなので、暇で暇で仕方ありません。
さらには風呂にも入れないので体臭が。学校のすぐ横に銭湯があって、昔ゼミ室に住んでいた人は「よく利用してたさぁ」なんて言ってましたが、銭湯に入るお金は車の中なのです。金曜なのです。
髪もよく抜けます。脂が詰まってんだろーなーと思いつつも、頭皮と髪自体はたいしたことはなく、むしろ将来性の不安が増しています。
しかしまぁなんか体臭というのは精液の匂いがしますね。体液の最も濃いものと同じ匂いがするというのは実に合理的ではありますが。
ゼミ室で生活してみてうちのゼミ室の凄さを実感しています。
朝、ソファの上の寝袋から起きて、コーヒー飲んで、パン焼いて、サンドイッチにして食べて、プロジェクターで「スーパーサイズ・ミー」と「ドグラ・マグラ」を観て、スイカ食べて、ビール飲んで、キムチ食べて、寝る。これだけのことが出来るわけです。つい最近までは俺がプレステを持ち込んでいたので、ゲームさえ出来ました。今日ほど持って帰ったのを悔しがった日はないと思います。
今思い出した。火曜に友達(S君)と偶然キャンパス内で会って、「帰ったらメールする」と言っていたのだった。
ああ……ごめんよ。まだ帰れてないよ……。
偶然にも友人宅での「クレープパーティー」があるので明日の朝食は心配しなくてすみそうです。ゼミ室の食べ物は基本的に「いつ冷蔵庫に入ったか分からない」物ばかりなので、食すのにためらいがうまれます。ゼミ室の冷蔵庫に入った日時さえ分からないのに「いつ作られたか」など分かりようもありませんので、ためらいはいや増すばかりなのです。
俺たち研究会の1年はパーティー好きなのです。ことあるごとにアホみたいに集まってます。そんなことがこんな風に生きてくるとは思いませんでした。
しかし現時点での空腹度合いを考えると、夜まで持つか、という感じです。もう一度ここで夜明けを体験しなければ帰りようがないので、翌朝まで空腹を感じずに済むかどうかというのは非常に重要な点であります。
もうむしろその友人の家に泊まれよ、という感じですが、半同棲状態だったところを追い出された、あの友人(仮名:クーちゃん)の家なので、泊まるのには抵抗があるのです。
ああ、ついでに。
そのクーちゃんと、同じ研究会1年の「勉強家(仮名)」の方とがどうもそれらしい関係になっているのではないかと、最近疑いを強めています。もともと音楽の趣味があっていた2人なだけに、そういった関係に陥るのに時間は要らなかっただろうと予想されます。
つい昨日も、クーちゃんが「ゼミ室で映画を観るから来ない?」と誰かに電話していた、という情報がありまして、その想いがいっそう強まりました。
今回のカバンに関しても、車の人が利用する駅と勉強家の利用する駅が近いという理由で「勉強家がえんのカバンを受け取ってきてくれるって」と、“クーちゃんから”聞かされたりしたのです。
勉強家の一番の友達は「技工士(仮名)」なのです。ずっと技工士と一緒にいるので「技工士から」そのように伝えられるならともかく、「クーちゃんから」伝わるのはおかしいのです。
なぜか。
俺を追い出したクーちゃんは「嫌いになった人とは口も聞きたくない」というほどの人で、俺のために勉強家に交渉してくれたということはほぼ考えられません。
ついでにいうと技工士は俺の味方なので、手を回したかどうかの質問に嘘をつくことは考えられず、彼女の答えは「私じゃありません」。
もうこれはラブいメールの最中に「えんが困ってるらしいよ」「じゃあ私が助けてあげるよ」というやりとりが行なわれたとしか考えられません。
そういえば勉強家とクーちゃんも含めてオールでカラオケにいったときも、朝の4時とかなのに勉強かもクーちゃんもメールしてましたね。朝の4時に起きてる友人を持ってる人ってなかなかいないと思います。しかも俺の周りに2人もはいないと思います。
以前にS君と他何人かでカラオケにいったときも全く同じことがあって、S君が携帯を閉じるとOちゃんが携帯を開く、Oちゃんが携帯を閉じると、S君が開く、といったアホみたいなメール交換がなされてました。
後日S君から「Oちゃんから告白されて付き合うことになった」という告白を受けたのは言うまでも無いことであります。
勉強家が携帯を見られるのを非常に畏れていた理由がよく分かります。
「いつも誰とメールしてるの?」「友達だよ」
友達からのメールなら受信ボックスを見られることくらい畏れなくてもいいと思いますが、体を無理にひねってまで視線から外そうとしてました。あの行動は、クーちゃんクーちゃんクーちゃんクーちゃん……となっている受信履歴を見られたくないばかりにとってしまった行動だったのでしょう。
こういうデスノート的なやりとりが俺は本来好きではありません。得意でもありません。でも面白くないとは思いません。
目下、一番の関心はこの状況がどちらなのかということです。
①クーちゃんが好きなのが実は技工士で、それを応援するキューピッド的役割を勉強家が担っている。(その結果、勉強家と親しくなっている)
②クーちゃんと勉強家が付き合っている。
面白さで言えば断然②です。というか、①だとめちゃくちゃ厄介です。厄介4割り増しなのです。
①は実らぬ恋なのです。以前に恋愛について技工士から相談を受けました。だから俺はそのことを知っているのです。だから技工士は俺の味方をしてくれるわけですね。俺が技工士を助けた恩返しというわけです。
ああ、②だといいなぁ。それなら何の問題もなく、ことはすんなり運ぶ。ただみんなが必要のない隠し事をしていたというただそれだけの笑い話なのだけれど。
……どうなりますやら。
ジュースとかビールとか、液体で栄養を取っているせいで凄くおなかが空きます。このままここに住み続ければ宿便とはおさらばだーという想いがふとよぎりましたが、なぜ普段気にしたこともないことを考えてしまったのかは謎です。
フラッシュメモリに保存しておいて、間違ってデスクトップに落としてしまった「彼女殿がドライヤーで髪を乾かす様子」の動画が、削除したはずなのになぜか復活しています。ありがたいやらあせるやら。見て心を慰めます。
……でもこれ、どうやって復活しないようにしたらいいんでしょうか?